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街中にたたずむ庶民派銭湯
千葉県の千葉市、寒川という街に昔ながらの銭湯があります。
場所でいうと、以前紹介した「ほのか蘇我店」が近い、というか徒歩圏内ですが、あちらは岩盤浴ありの屋上露天風呂ありのの大型スーパー銭湯であるのにくらべ、こちらの「石の湯」は昔ながらのTHE 銭湯という感じです。
このへん。
「ほのか蘇我店」からは徒歩圏内です。そのため、「ほのか蘇我店」で大型施設を楽しみ、「石の湯」で庶民の空気を楽しむ、なんてはしごもできちゃいます。
なんといっても、この「石の湯」、千葉市内最古の銭湯ということで、創業明治41年、令和5年現在114年目というとてつもない歴史のある銭湯です。
とはいっても、平成になってから建て直しをしたらしく、中は、サウナあり、露天風呂ありの新しめの銭湯となっています。(昔の姿が写真で見ることができますね)
今となっては、このあたりは、「ほのか蘇我店」があるだけでなく、商業施設がバンバン立ち並んでいるイメージですが、昔は川崎鉄工(今のJFE)の工業の街、そして更にその昔は漁村だったそうで。
そんなことからも、今となっては東京のベットタウンになる前の昔の姿をほんの少しだけ感じられるスポットです。
先にアクセスなど解説
そんな「石の湯」なので、街のど真ん中、最寄り駅の「JR本千葉」駅からは徒歩で15分ほどかかります。
駐車場もあるので、車で行けるならその方がおすすめ。
しかも、目の前には、「ハーバーシティ蘇我」という、映画館あり、スーパー銭湯あり、ゲーセンありの複合商業施設があるので、ちょっと移動してそちらを楽しむなんてこともできるので、千葉以外の人も楽しめるかと。
ただ、お客さんは地元の人がほとんどなので、徒歩やチャリも多いです。
そんなわけで、初めての方はナビ通りに行けば着きます。本当に住宅街の真ん中って感じなので見落とさないようお気をつけください。
銭湯自体は100年以上の歴史があるのですが、平成になって建て直しをしているので、外観はどちらかというと現代的です。
お隣にはコインランドリーが併設されていて、まさに生活の一部となっている様子が垣間見れます。
【営業時間】
14:00~22:30(月曜定休日)
早速中へ
入口を入ると、靴箱があります。この木の札のカギがあると「ああ銭湯だな」と思いますよね。
ちなみに、入浴料は480円、サウナも利用する場合は、800円になります。
入ってすぐにカウンターがあるので、こちらで料金を支払うと、靴箱のカギとロッカーのカギ、サウナ利用者はサウナのカギを手渡されます。
銭湯でこの交換方式はめずらしいですね。
で、渡されたカギがこちら。
番号札がついている方がロッカーのカギ、何も書いていない方がサウナのカギです。
でサウナのカギなんですが、、、、、、、、、、最初渡された時、意味がわからず、そしてその形から別の「あれ」を想像してしまいました、、、、だってちょうど半分に割ると「あれ」にしか見えず、、、本当にごめんなさい💦このカギの使い方は後ほど。。。
では、ようやく大浴場へ。
大浴場
大浴場は一般的な銭湯より少し小ぶりなイメージ。ただし、清潔感はあります。
内風呂には大きな浴槽がひとつですが、電気風呂やら、ジェットバスやら色々とバラエティに富んでいます。
それでも5人入ったら満員御礼っていうぐらいの広さ。
ただし、それほど混雑していませんので、イモ洗い状態になることはまずありません。日曜の午後で数人いる」っているレベル。いやむしろ一瞬貸切になりました。
てな感じなので、大混雑のスーパー銭湯はちょっと・・・という方は特に自分のペースでお風呂に入れるので、そういう意味で快適かと思います。
ちなみに、小さいながらも露天風呂もあります。
サウナについて
肝心のサウナですが、ここでようやく入口で渡されたカギが活躍することになります。
サウナ室の扉には取っ手がありません。そのため、そのままだと扉を開けることができないのですが、カギを差し込む穴があり、そこに入口でもらったカギを入れ、てこの原理で引っかけると扉が開くようになっていると。
サウナが別料金の銭湯って結構ありますが、このシステムは合理的だなあと感心しました。カギを持っている人しか実質扉を開くことすらできませんからね。
サウナ室はこちらも5名が限界の広さ。
温度は80℃すぎ~最大90℃を行ったり来たり。温度の幅が大きいのは、サウナ室が小さいので、人の出入りで室温が下がってしまうのです、、、このへんはちょっと残念。
ただ、そもそも空いているので、そんなバンバン入れ替わりがあるわけではなく、90℃近くの状態になると、かなりのアチアチで、滝汗状態になります。
これが維持できていればかなり良いサウナなんだけどなあ、、、なんて思ったり。
ちなみに、入り口でサウナを利用する人には希望すれば塩を配っています。なので、ソルトサウナとして使うこともできる、一石二鳥な感じのサウナでした。
水風呂ですが、温度計が20℃を指していたため、「ああ、ぬるいタイプの水風呂かな」と思っていたのですが、入ってみたらあらびっくり!冷え冷えじゃないですか。
どう考えても20℃はない感覚で、体感温度だと、16~18℃ぐらいかなあと。
そのため、運にもよるのですが、90℃サウナを体験したあと、この水風呂に入ることで、結構なととのい状態になりました。ただ、運によります(笑)
ととのい場所は露天風呂エリア。ベンチがあるので、そこでととのうことができます。
風が気持ちいい。ただし、露天風呂利用者がいる場合は配慮しましょう。
休憩所など
銭湯なんで、食堂や岩盤浴なんて施設はもちろんありません。
まさに湯に入り、身を清めるのみ。
しっかりととのって満足して出てきた後は、小さな待合室で休憩ができます。
商品のラインナップが銭湯らしいなあ、と感じたり。
意外とマンガの多さにびっくりしたり。
昔の看板に歴史を感じたり。
そんなこんなで、色々観察して楽しんでいると、これまた面白いシステムが。
預かり箱システム。
1か月400円で個人のロッカーを借りることができ、お風呂セットをそのまま置いて帰れます。(ちなみに残念ながらシャンプーや石鹸は浴場に置いていないので、持参必須です)
こういうシステムも、常連さんがたくさんいることを表していて、街に根付いているんだなあ、と感心しました。
まとめ(銭湯に行って感じたことコラム)
銭湯系のサウナに行くといつも感じるのですが、「その地元の人柄や空気感」を感じることができるのがとても心地よくて好きです。
ここ「石の湯」でもサウナに入っていると、自然と上段の譲り合いをしていたり、(有名処だったら我先に上段にという場面でも)「どうぞ」「いえいえそちらこそどうぞ」という思いやりの言葉のかけあいがサウナのととのい以上に心地よかったです。
一方で、見ない顔だから一見さんは排除みたいな空気感は全くなく、サウナ室の温度が下がってくると、おじいちゃんから「おやまた温度下がっちゃいましたね。90℃ぐらいあるといいんですけどね」
なんて声をかけられて自分も「そうですよね~やっぱりもうちょっと熱いとうれしいですね」なんて会話が自然に発生して、知らない人同士だけど、なんとなく温かい一体感につつまれる。
この「人との交流」こそ銭湯の楽しみの真骨頂なのかなあ~なんて思ったりしました。
(京都の銭湯に入った時もそう思ったんですよね。)
もちろん最新のロウリュや、これでもかッ、とたくさんのサウナを体験できる大型施設はワクワクして、とても楽しいです。サウナーで良かったとおもう瞬間でもあります。
でも一方で、知らない同士、「今日は寒いですね」と声の掛け合えることができる環境もこれまた心がほっこりする一瞬だったりするわけで、それが体験できるのが、銭湯かなと。
黙浴がほんの少しずつ緩くなって、銭湯の本来の温かさがもっともっと戻ってくることを祈りながら、また次なるサウナを求めて旅立つのでした。
ではまた、バイバーイ!
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