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流山に突如現れた巨大サウナ
いや、ずっと気になっていたんですよ。なんなら建設中から写真を見てましたよ。千葉県民として、「すごい施設ができるらしい」という噂がサウナー界で流れてたのも知っていました。
だがしかし!自分はイモ洗いのように混雑したサウナがあまり好きではないのです。
どちらかというと、自分を見つめなおし、日ごろの疲れを汗で流し、そして、ととのう。この一連の工程を自分のペースでやりたいのです。まさに「道」なんです。
だから、「スパメッツァ」が出来たとき、行きたくてしょうがなかったのですが、「ものすごい混んでいる」という噂を聞き、しばらくは行くのを控えていました。
そして、「もういいかな~」って、なんと日曜日に行ってしまったのです。。。嗚呼。あとは察してください、、、、
スパメッツァへのアクセス
スパメッツァは「流山おおたかの森」駅から徒歩2分の場所にあります。「流山おおたかの森」駅は、「東武アーバンパークライン(野田線って言えっていつも思う)」と、「つくばエクスプレス」の乗り換え駅になっており、基本的には東京のベッドタウンとして発展してきました。
このへん。
千葉以外の人で、さっぱりどこか分からない方は縮小してみてください。
てなわけで、電車でも、もちろん車でも行くことのできる「スパメッツァ」ですが、電車でのアクセスがかなり良いので、電車で来た方のための案内をしておきます。
東武線から出たらこんな感じ、
つくばエクスプレスから出たらこんな感じ、
と、どちらの路線を使っても必ず同じ広場に出るような仕組みになっています。
真ん中には、それぞれの方向に何があるかの地図があり、とてもわかりやすいです。
んで、こちらが東武線の改札を出てすぐからみた図です。右奥がホテル、左奥がメッツァ方面、左に進むと「流山おおたかの森SC」があります。映画などはこちらでどうぞ。
というわけで、電車で来た場合は、東武線は改札出たらそのまま左奥へ。つくばエクスプレスは改札出たら左に曲がるイメージです。すると
こんな感じの階段が見えてきますので、階段を降りて行ってください。
改札階は2階になるので、階段の上から見たらこんな感じになります。
階段を降りてそのまま線路沿いに進めば、徒歩2分で「スパメッツァ」の看板が見えてきます。
看板が見えたらゴール。早速最新のサウナに入っていきましょう!
謎の既視感
入口を入ると、まずは2階へ上がることになります。
つまり、2階が受付になっているんですね。にしても駐車場の数・・・💦
2階にたどり着くと、素敵な装飾で出迎えてくれます。これはクリスマスバージョン。
そして、ご丁寧に館内の利用方法を掲示してあります。今はやりの下駄箱のロッカーのカギがICチップになっているパターンですね。便利なので個人的には好きです。
で、改札みたいなところでICをかざすと中に入れる仕組み。ハイテクですなー。
そして、お風呂のみの利用者はそのまま浴場(ロッカー)へ進みます。岩盤浴を追加したい場合は、
こんな感じでセルフで岩盤浴着をレンタルします。これもIC管理。うーん。すごい。
岩盤浴着をゲットしたら、早速何はともあれお風呂へGO!
ロッカーで着替えて浴場に入った瞬間、ものすごい既視感に襲われました。
こ、、、これはデジャヴ???
いいえ、現実です。
何かに似ている。いや、かなり似ている、、、そういえば、ここに来るまでも同じような感覚を何度か味わった、、、、
そう考えながら頭の記憶を巡らせていたら、
そうだ!名古屋にあった「天空スパヒルズ竜泉寺の湯」とほぼ同じ作りなんだ!!
よくよく考えたら名前も一緒やん。同じグループ会社なんですね。
というわけで、名古屋の竜泉寺の湯と同じ運営会社であり、そのためほぼ同じ構成だということに気づき、なんだか嬉しい気持ちになりました。同じグループだったら作りも似てて当然ですよね。
んなわけで、前置きが長くなりましたが、何はともあれサウナです。
スパメッツァのサウナについて
【ドラゴンサウナ】
もうサウナなのかドラゴンなのか、それとも神棚なのか、わけわからんってくらいのこの豪華さ。5台のストーブに10分毎に一気にじょばばばばばばばばばばばばばばばばばと、自動ロウリュが開始。あちーとか言っている場合じゃなく、あぢぢぢぢってなります。もうね。熱の暴力。
サウナ室自体も3段になっていて、約30名が一気に入れるという箱の大きさ。そして「ととのえ親方」というサウナー界隈では有名な御仁がプロデュース。(だから12分計がなかったり、テレビがなかったりしたんだと、家に帰ってから気づきました)
正直、「ちょっとやりすぎ」感はありますが、エンターテイメントとして考えたとき、こんな面白熱いサウナはないかと。ただ、自分と向き合うタイプではなく、ジェットコースターに乗っているようなサウナです。
【からの水風呂】
水風呂がまた面白く、内風呂の水風呂(ややこしや・・・)は2種類あって、一つは16℃の通常の水風呂。
こちらの水風呂の特徴は「広い」こと。一気に10人ぐらいは入れそうなぐらいのため、待ちがそれほど発生しません。このへんはさすがだなと。
【水風呂その2】
「森の冷水風呂」と名付けられたこちらの水風呂は見ての通り、シングル(96℃ではありませんw 9.6℃です)。
「水風呂はとにかく冷たく!」というニーズさえ満たすこの施設。素晴らしいです。ちなみに自分も入ってみましたが、1分も経たないうちに命の危険を感じたので、ギブしてしまいました(笑)ただし、そのあとのととのいっぷりはいつもと違う、深ーいととのいが待っていたので、結構癖になるかも・・・
【medi sauna】
露天風呂にある、ひときわサウナを主張しているこの建物、中は「セルフロウリュ」のサウナとなっていて、自分自身でロウリュができる仕組みになっています。
ただ、頑張って8人しか入れないということと、「ロウリュは15分に1回ね!」というルールがあるため、自分自身がロウリュをするという体験はかなりレアかもしれません。
ただ、自分でなくても、サウナストーンにじょわー-ってロウリュされた後はサウナ室の湿度がガッと上がり、一気にアチアチの世界へといざなわれます。
【からの水風呂】
水風呂は、先ほどドラゴンサウナ前に2つありましたが、なんと3つ目が露天風呂のメディサウナ前にあります。しかもただの水風呂じゃありません。
水深157㎝
子供はおぼれます。いえ、大人の自分もおぼれる深さです(笑)
熊本の「湯らっくす」が171cmの深さなので、それよりはちょっとだけ頭が出ますが、おぼれます。
そして、施設公認で潜ってよしとなっているので、思う存分素潜り体験ができます。
湯らっくすの時もそうだったのですが、頭まで完全に冷やすと、その後のととのい体験が通常とは違うものになり、トランス状態に(笑)なるので、まさかこんなところでそのととのいが体験できるとは思いませんでした。むむむスパメッツァおそるべし。
【潤いソルトサウナ】
まだあるんかい!と突っ込まれそうですが、こちらはいわゆるミストサウナ。とはいえさすが「スパメッツァ」。泥パックと塩パック両方が置いてあります。豪華すぎる・・・
【ととのいエリア】
こんだけサウナが充実していると、「ととのい難民でるんじゃないの?」とちょっと不安に思うかもしれませんが、ととのい椅子の数がハンパないので安心してください。
内外合わせて軽く40脚以上はありました。そのため、ロウリュの後など、人が滞留しそうな場合もすぐに空きがでるので、ととのい難民の心配はそれほどしなくても大丈夫です。
そしてもう一つ感心したのが、ととのいベッド(リクライニングチェア)の横には必ずシャワーがついていて、その場ですぐに流せるということです。これは使う前も、使った後も便利だなあと、感じました。こういう細かい気づかいは、いいですよね。
お風呂も充実
とまあ、サウナだけで正直おなか一杯というか、サウナ回りをしていただけで軽く2時間ほどたってしまっていましたが、お風呂ももちろん充実しています。
もう種類が多すぎて一つ一つ紹介しているととんでもなく長くなってしまうので、主な浴槽の紹介にしますが、スパメッツァの一番素敵だなと思う浴槽は、露天風呂にある「ほたるの温泉」ですね。これは、浴槽の床にLEDが仕込まれていて、ほたるのような、星のような素敵な風景を作り出しています。
そういう意味も込めて、夜の露天風呂は幻想的で素敵ですね。
そのほかの浴槽の作りは最初に書いた通り、名古屋にあった「天空スパヒルズ竜泉寺の湯」にかなり似ています。内湯の真ん中にどーんと炭酸泉があり、それを囲むように様々なお風呂があるということです。名古屋編でも書きましたが、ちびっこ風呂みたいな家族で安心して入れるお風呂もちゃんと用意しているのがいいですね。
はい、ここまででお風呂はいったん終わり。正直言って、ブログ書いている身ながらちょっと悔しいのですが、この楽しさやワクワク感は実際に行ってみないとわからない部分があります。なので、もしいく機会があるのなら、ぜひ、行ってみてください。サウナシュラン受賞は伊達ではありません。
岩盤浴
で、「スパメッツァ」のもう一つのウリである、岩盤浴エリア。
ただの岩盤浴とあなどってはいけません。岩盤浴入り放題に加えて、アウトドアを意識したインテリアの中で、マンガ読み放題。
ここが岩盤浴エリア「メッツァネリオ」の入口です。
ここもICで管理していてて、岩盤浴を借りるという動作をしたICしか入れない仕組みになっています。ハイテクや・・・
中はこんな風に、北欧のアウトドアを意識したインテリアの中でゴロゴロしながら思い思いのリラックスをすることができます。
いわゆる一般的なリクライニングコーナーもあり。
コワーキングスペースもあったりして、お仕事を持ち込むこともできます(持ち込みたくないけどw)
ちらっと見えた風景は、受験生らしき若者が勉強していました。ああそういう使い方もあるのねと思いつつ、がんばれよーと、心の中で応援しておきました(笑)
マンガはものすごくあります。名古屋でも同じように感じましたが、マンガだけでなく、小説や一般書、雑誌などにも力を入れているところが特徴かと。
で、岩盤浴もかなり充実しています。
女性専用も入れると、5種類の岩盤浴に入り放題。うーん贅沢。水分補給は忘れずに。
個人的にはこの「ソルトストーン」の岩盤浴が好きです。じゃりじゃりって感じがね(笑)
で、珍しいなと思ったのは、「汗蒸幕(はんじゅまく)」があったこと。これって韓国に旅行に行った時には必ずあるんですが、日本は横たわる岩盤浴がメインで日本で見ることはほとんどないんですよね。なんでだろー?
岩盤浴で火照ったら、ベランダで涼むこともできます。素晴らしい景色、、、とまではいかないけど、ゆったりと外の空気に触れることができますね。
その他の施設
あとは一気にたたみかけます。
レストラン。普通。
ゲーセン。なぜかどこにでもあります。
無料のお休み処。岩盤浴エリアとの差別化が・・・良くも悪くもとても感じられました。
物販コーナー。オリジナルグッズが魅力的で散財しそうでした。あぶないあぶない。
営業情報とまとめ
【営業時間】
6:00~26:00(岩盤浴は25:30まで)
平日 | 大人 (中学生以上) | 小学生 | 幼児 |
朝割 (9時までに入館) | 950円 | 300円 | 無料 |
入浴のみ | 1100円 | 300円 | 無料 |
岩盤浴 | 800円 | 利用できません | 利用できません |
土日祝 | 大人 (中学生以上) | 小学生 | 幼児 |
朝割 (9時までに入館かつ3時間) | 1,080円 | 400円 | 無料 |
入浴のみ(3時間) | 1,280円 | 400円 | 無料 |
入浴のみ(フリータイム) | 1,480円 | 400円 | 無料 |
岩盤浴(フリータイム) | 1,000円 | 利用できません | 利用できません |
土日なんかは、岩盤浴も利用すると軽く2,000円を超えてしまいますが、あの施設の充実さをみたら納得できる価格だと思います。
ただ・・・ただ・・・たったひとつだけ「スパメッツァ」唯一にして最大の欠点が・・・それは「猛烈に混雑している」ということ。
そろそろおちついたかな~、と日曜の昼に来ましたが、1ミリも落ち着いていませんでした。
サウナの入り待ちは当たり前(といってもずいぶん解消されましたが)。お風呂も、浴槽によっては満員御礼で湯船に入ることすらできません。特に混雑がひどいのが露天エリアにある「メディサウナ」で、サウナ室のキャパが8人ということもあり、常に10人程度の行列ができていました。もちろんこれは土日の昼間の状況なので平日はもう少しましだと思いますし、それぞれの待ちもイライラして「もう出てってやる!」というほどではないので、まあ許容範囲かな、と。
個人的には、こういった遊園地みたいなスーパー銭湯は決して嫌いではありません。たくさんのお風呂やサウナがあって「次はどこにいこうか」とワクワクする気持ちにさせてくれるからです。サウナシュランに選出されたのも納得です。
ただ、一方で、浴室内は家族連れ、若者グループ、おじさんグループであふれかえっていて、居酒屋状態。むなしくあちこちに張り付けられている「黙浴」「黙サウナ」の張り紙。こういうものを厳密に求める方には正直向いていないと思います。
「今の時代だけ」「ちょっとだけ」我慢できる人たち、素敵なマナーも持ち合わせている、それが真のサウナーでありたいなあ、と思いつつ、こういう施設もまた、「気にしない人」にとってはありなのかなあと。
マナーって難しいなあと感じたところで、本日は閉めたいと思います。
結果:全体的には楽しかったよー!次行くなら平日だな。
【おまけ】
泊りがけでスパメッツァを堪能したい場合は、徒歩2~3分のところに「ホテル ルミエールグランデ流山おおたかの森」というホテルがあります。宿泊レビューのページも書いてますので、「スパメッツァ」をからめた小旅行をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
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