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神戸を代表するおすすめサウナ
港町、神戸。
おしゃれです。おしゃれすぎます。
オシャレな街、神戸。そんな神戸の中心部、三宮の一角に「神戸サウナ&スパ」はあります。
ところで、関東の人からしたら、「神戸」と「三宮」って地元の人はどのように使い分けてるんでしょう?なんなら「三ノ宮」って読みもありますし。
似てる街、横浜でいうと、「横浜」=「神戸」は間違いないと思うのですが、とすると「三宮」=「みなとみらい」?いや「関内」か?
とまあ、そんなどうでもいいことを悶々と考えながら、たどり着きました。「神戸サウナ&スパ」。
入口にはでかでかとトントゥ(サウナの妖精さん)がお出迎えしてくれます。もちろんコロナ対策もばっちりです。
そして個人的には「神戸スパ&サウナ」という名前にしなかったところに経営者のサウナ愛を感じます。
ちなみに「ドラマサ道」を見た方はご存知だと思いますが、この「神戸サウナ&スパ」はあの「ウェルビー系列」のオーナーさんの親族だそうで。親族そろってサウナに命をささげているという、とても素敵な一族です。
そんなわけで、トントゥに見送られ、エレベーターへ。
「神戸サウナ&スパ」はビルほぼ丸々1棟がサウナとカプセルホテルになっており、上から
- 8階:メンズフロア(主に食堂など)
- 7階:メンズスパ&サウナエリア
- 6階:メンズフロント&ロッカー
- 5階:カプセルホテル(男性専用)
- 3階:レディスフロア
てな感じになっています。
そんなわけで、サウナ利用の場合も、カプセルホテルに宿泊の場合も、男性はまず6階へ。
エレベーターからちょっとした小道を通ってフロントにたどり着きます。が、この入口の巨大トントゥからフロントまでの不思議な流れが、ワクワク感を盛り上げてくれるので結構好きです。
まずは、スパエリアへ
入口で靴を脱ぎ、フロントで受付をした後ロッカーに行きます。
ただ、ロッカーは6階、サウナは7階とわかれているので、6階で一度服を全部脱ぎ、サウナパンツいっちょになって7階へ移動します。
7階に行くとタオルなどが積んであり、サウナパンツを脱いで、ようやくお風呂にたどり着くことができます。
この6階から7階へのわずか数十歩のためだけのサウナパンツ…そのまま脱いでポイすることになるのですが、貧乏性の自分はもったいないって思ってしまうのです(泣)
とはいえ、館内を全裸でうろつくわけにもいかないし、関西でよくある「一度着替えてから別の場所に移動する」システムには慣れましたが、この一瞬だけ使うサウナパンツが贅沢だなー、と思ってしまう貧乏性なのでした。
充実のサウナと水風呂!
サウナは3種類あります。
①「メインサウナ」
でかいです。熱いです。
温度計では100℃を軽く超えています。30人ぐらいは軽く入れる大きさです。そしてほど良い湿度があり、滝汗系のサウナです。
しかも、1時間に1回アウフグースをしてくれるサービスあり。
このアウフグースがおもしろく、最初はアロマ水をジャバーーーーとサウナストーンにかけ、サ室の空気をまぜまぜするのですが、その後、一人ひとりに対してタオルで扇ぐというサービスがあります。よくあるアウフグースですね。
ココがなぜ面白いかというと、1週目は全員2回ずつ扇いでくれ、2週目は自己申告制というシステム。そのため、2週目はおかわりが欲しい人だけ、〇〇回!と挙手をして、お兄さんはお客さんの言った回数熱風をあおいでくれます。
ただ、最大何回までとは言わないので、果たして何回までだったら何も言わずに扇いでくれるのか、、、
チキンな自分は、「5回で」とか普通な感じで2週目を終えてしまうのですが、20回!とかいう猛者は今までにいたのだろうか、、、そんな時お兄さんはどんなツッコミを入れるのか、いや入れないのか、、、などと無駄に妄想してしまいます。
とはいえ、汗だくになっている全裸のおっさんたちを相手に、一生懸命タオルで熱波を送ってくれている若者を見ると、そんなことは冗談でも言えるわけなく、ありがたく2週目を頂戴するのです。。。
②フィンランドサウナ
2つ目のフィンランドサウナですが、クラウドファンディングで、2022年に生まれ変わりました。そのため、上の公式の写真は「変わる前」のフィンランドサウナです。
新しい「フィンランドサウナ」ですが、一言でいうと、「マジでフィンランド(行ったことないけど)」
新しい「フィンランドサウナ」は、窓を限りなく小さくし、薄暗く、落ち着ける環境を作り出しています。もちろんテレビなんぞありません。聞こえてくるのは環境音楽と外からの水の流れる音。
そして床面をぐっと高くしたことにより、天井まで手が届きそうなくらいの空間を生み出しています。
さらにはセルフロウリュができる環境のため、80℃前後でありながら、湿度が高く、しっかりと体の芯からアチアチの状態になる設定。
イメージとしては、ウェルビーの森のサウナをさらに大きくした感じです。
ただ、こちらは、外観も、内装も「山小屋」で、それが本当によくできていて、フィンランドをしっかりと再現しているのだと感じました。
極めつけは、中間室みたいな場所で水シャワーを浴びられるのですが、そこにヴィヒタが水につかっており、自分自身でほてった体をヴィヒタでマッサージできます。ぺちぺちってね。
名古屋ウェルビーのこだわりもかなりのものでしたが、ここ「神戸サウナ&スパ」も全然負けてません。フィンランドへのこだわりという意味ではむしろこちらの方が上かもと思ったくらいです。
こればかりは本当に「体験してください」というしかない。
ブロガーとして良さを文章で伝えきれないことが非常に悔しいですが、こればかしは現地に行って、鼻につく森のにおいを感じながら、フィンランドを感じてもらうしかありません。本当に良いサウナです。
ああ、また行きたくなってきた…
そして、3つめのサウナを紹介する前に、あえてここで水風呂を紹介させてください。
水風呂はフィンランドサウナ(奥の小屋)の目の前にあるのですが、11.7℃をキープしています。
これはキンキンに冷えた水風呂という一面もあるのですが、もう一つ大事な意味があります。
そう、1月17日は神戸の方々にとっては「阪神大震災」が起きた特別な日なわけで、その日を風化させないよう、あえて水風呂の温度を11.7℃にしているそうです。
このエピソードを聞いたとき、自分はここの経営者さんのサウナに対する想いとともに、神戸という街に対する想いに心揺さぶられました。
自分は関東の人間なので、阪神大震災ってテレビの中での出来事でしかないのですが、逆に関東の人間にとって3.11が特別な日であるのと同じように、関西の人にとっては1.17は決して忘れてはいけない日なんですね。
館内の一角には、震災から神戸サウナ&スパがどのように復興してきたか、というパネルがありました。
これを読むだけでも、本当に大変な苦労があって、ここがよみがえって、そして今サウナでととのうことができるんだなあ、とそんなことに思いをはせたわけです。
今回のフィンランドサウナがクラウドファンディングで実現していることからも、ここがどれだけ地元の人たちに必要とされ、愛されているのかわかりますね。
※余談ですが、11.7℃の水風呂が冷たすぎる方のために、内風呂には20℃以上の初心者用水風呂もあるので安心してください。
ちょっと話が脱線してしまったので、サウナに話を戻しますと、3つ目は
③塩サウナ
があります。
こちらはいわゆる塩サウナ。塩まみれになれます。ちなみに、塩サウナで塩をゴシゴシこすっている人がいますが、それは肌に良くなく、塩を乗せるようにして、汗で溶かす方が効果的なんだとか。
スパも充実
サウナでだいぶ熱く語ってしまいましたが、お風呂もしっかりと充実しています。
ジャグジーや内湯などもあったり、露天風呂は写真に写っていませんでしたが、なぜか丸太が浮いていて、思わず乗りたくなります。しかも温泉。
そしてもう一つ、
ハマームという岩盤浴みたいなものがあり、この真ん中の岩自体がちょうどいい具合に温かいのです。
そのため、この岩の上でゴロゴロしていると、あったか気持ちいい~、ってなる不思議な空間です。
リラックスエリア&レストラン
そんなこんなで、サウナだけで充分おなか一杯になれますが、当然リラックスエリアもあります。
リクライニングチェアがあって、テレビがあって、というのはどこも一緒ですね。
大スクリーンもあります。
当然レストランもあります。
ここのレストラン、メニューはそこまで珍しいものはないのですが、なんと「飲み放題」をやってます。飲み放題って居酒屋とかだと単価の関係で2人からという所が多い中、なんと、一人でもOK!
2,100円でおつまみつきなので、価格設定としても良心的でしょう。
いやこれは飲み放題にするっきゃないでしょ!!カプセルホテルとっておいて良かったと思った自分、、、(笑)
そして、飲み放題で酔っぱらって体を冷やそうと水風呂に向かったら浴室で見事にすっころんだのは私です。。。スタッフのみなさんごめんなさい。良い子は酔っぱらった状態でお風呂に入ってはいけません!!マジで!!
エピローグ
そんなわけで、サウナに、ビールに、フィンランドにと、充実しまくりの施設です。
個人的には、こういう人の「想い」が込められてる施設って好きです。サウナだけじゃないですけど、施設って、「人」が創るものだから、そこにどれだけ「想い」を込められるかが大切で、その「想い」はきっとお客さんに伝わるものなんですよね。きっと。
そんなことを考えながら、翌日の朝、午前中にサウナ入ってから帰ろう(12時チェックアウトなので)と思ったら、午前中は掃除の時間みたいで、あちこちで清掃しているスタッフさんがいました。
24時間営業の施設は空いている午前中に掃除をするというのは普通のことなので、特に「あー掃除の時間か。邪魔しないようにしないと」と思ったぐらいなのですが、次の瞬間、「えっ」と思ったのです。
ここの露天風呂エリアは木のタイルでできていて、常に濡れている状態なので、とってもすべりやすいのですが、そこを、歯ブラシを使ってタイルの目地を一つ一つゴシゴシゴシゴシ清掃してくれているスタッフさんがいました。
そんな細かいところまで掃除するのか、と思っていたら、ずーっとゴシゴシゴシゴシをやめない。その姿からは「バイトだからてきとーにやっときゃいいや」なんて気持ちは微塵も感じられません。
と、おもったら、あっちにもこっちにも掃除をしているスタッフさんが。
どのスタッフさんも一生懸命床を、壁を、窓を磨き、拭いていました。
「神戸サウナ&スパ」は決して最新の設備を兼ね備えた施設ではありません。正直言って出来たてピカピカではありません。
でも、こうした毎日の「人の手」による努力で、きれいで、清潔なサウナに入ることができるのだと気づかせてくれ、「ああ、なんて素敵な場所なんだ」と思ったわけです。
サウナって、ととのうだけじゃない、「人の想いを表現できる場所」なんだな、と。
そんな素敵な場所に出会うことができて良かったし、サウナを好きになって本当に良かったと、帰り道、神戸の青空の下で、思ったわけです。
余談ですが、この「神戸サウナ&スパ」が「サウナシュラン2022」にノミネートされました。大好きなサウナがノミネートされて、これまた嬉しいニュースです!
営業情報
三宮駅から徒歩範囲の便利な場所にあります。
もちろんカプセルホテルに泊まることもできます。
個人的には、サウナ⇒飲み放題⇒カプセルホテルのコースが最高に贅沢(笑)神戸に行った際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ではまた、バイバーイ!
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